日本全体の貧困化は年々進んでおり、年収200万円以下の方は1,000万人を超えているとのこと。
そんな中、札束を手に成功アピールをするSNSアカウントをよく見かけます。
それだけならまだしも、お金をタダで配りますと投稿しているのです。
お金が貰える条件もフォロー＆リツイートのみという簡単な作業。
このお金配りのカラクリを知っておくことで、後々リスクから自分自身の身を守ることができます。
結論、現金配布の場合、彼らの目的は連絡先と口座番号を手に入れることです。
こちらは過去、実際にトラブルとなった事案となります。
まずは、当選しましたとDMで連絡をして、相手の連絡先と口座番号を手に入れます。
その後、騙した高齢者に手に入れた口座番号を教えて振込させる。
振込を確認後、間違えて振込してしまいましたと相手に連絡をする。
1割は謝礼で渡すので、残りの9割を手渡しで返金してほしいとお願いする。
この流れにより、当選者は知らず知らず事件の共犯という立場に成り得ます。
例え失敗したとしても、連絡先だけ名簿屋に買取してもらうことで消化できます。
フォロワーがある程度集まった後は、画像を削除してアカウント売買サイトで手放せば完了です。
最近の電子マネーで送金する新たな手法では、先に当選金額の半額を送れば倍額を送り返すとして、そのまま逃亡する荒業も見受けられます。
電子マネーの場合、100％取り戻すことは不可能ですし、アカウントごと乗っ取れらるリスクもあります。
厳しいご時世ですので、目先のお金にしがみつきたい気持ちには共感できますが、タダでお金が貰えることは現実的ではないでしょう。
騙すより騙されろという教えもありますが、それは弱者の言い訳に過ぎないかも知れません。
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