楽しみにしていた旅行や出張。
しかし、急な都合でホテルをキャンセルせざるを得ない時、高額なキャンセル料に頭を抱えた経験はありませんか。
今回は、そんなキャンセル料を回避するための「グレーな裏技」と、そもそもそんな事態に陥らないための「王道の対策」を併せてご紹介します。
【グレーな裏技】日程変更からのキャンセル
まず、知識として知られている裏技をご紹介します。
- 「飛行機のチケットが取れなくなった」など、もっともらしい理由を伝えて、予約を1週間後などに変更してもらいます。
- ホテル側も、完全なキャンセルよりはマシなので、変更に応じてくれることが多いです。
- そして、変更した日から数日後(キャンセル料が発生しない期間)に、改めてキャンセルの連絡を入れます。
ただし、これは相手の好意につけ込む行為であり、同じホテルに何度も使える手ではありません。
あくまで最終手段であり、推奨される方法ではないことをご理解ください。
なぜ裏技が通用することがあるのか?
背景には、ホテルの「評価ビジネス」があります。
ホテル側がキャンセル料を杓子定規に請求すると、腹を立てた客からGoogleマップや予約サイトに「★1」の低評価を付けられるリスクがあります。
悪い評価はホテルの死活問題に繋がるため、多少の損失には目をつぶってでも、トラブルを避けたいと考えるホテルも少なくないのです。
【最重要】覚えておくべき大原則
裏技が通用する可能性があるとはいえ、忘れてはならない大原則があります。
それは、「宿泊契約の約款が全て」だということです。
例えば、台風で飛行機が飛ばずホテルに行けない場合でも、ホテル自体が通常営業しているなら、それは「自己都合」のキャンセルとなります。
キャンセル料を請求しないのは、あくまでホテル側の「温情」や「経営判断」であり、私たちの権利ではないのです。
【王道の対策】裏技に頼らない3つの方法
結局のところ、最も賢いのは、裏技に頼らずにリスクを回避することです。
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- キャンセル料無料プランを選ぶ:予定が不確実な場合は、多少割高でも「直前までキャンセル無料」のプランを予約するのが最も確実です。
- ツアー(募集型企画旅行)を利用する:航空券とホテルがセットになったツアーなら、飛行機が欠航になった場合などにまとめて対応してもらえることが多いです。
- キャンセル保険に加入する:最近では、急な病気やトラブルによるキャンセル費用を補償してくれる保険も登場しています。
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