昔であれば、カードゲームと聞くと洒落た子供の遊びのイメージがありましたが、今では大人の金儲けの手段となりつつあります。
プレミア化した人気トレカを手に入れれば、その一枚で人生が大きく転換することさえ事実。
その代表格がポケモンカードとなり、生業として転売に力を入れている方も少なくありません。
以前に大きく話題となったポケモンイラストレーターというカードは7億円もの価値があり、最早ビジネスの域を超えています。
しかし近年、安く仕入れて高く売るという転売のお約束を破った、何とも破天荒な方法が横行しているとのことです。
まず、人気トレカは発売日に必ず価格が暴騰（プレミア化）するので、その情報をいち早く手に入れます。
価格一覧はカードショップのサイトで確認することが可能。
そして、手元にカードの現物がない状態でオークション等に出品します。
暴騰後の価格より1割ほど下げて出品すれば、特に怪しまれることなく確実に落札されます。
無在庫のトレカが落札された後は、同じトレカをオークションやフリマアプリで探します。
転売ヤーが数多く出品していますが、発売日より数日経過することで価格は落ち着くので、安くなるタイミングで同じトレカを購入。
仮に価格チャートが反対方向に進んだ場合は、欠品の理由で落札者をキャンセルします。
購入したトレカが手元に届いたら、そのまま最初の落札者へ発送するという簡単な作業。
出品・落札・発送というシンプルな無在庫転売の流れですが、トレカの価値によっては大きな利益が発生するとのこと。
転売対策として抽選式を取り入れている販売店も増えてきましたが、トレカ以外の商品でも応用できてしまう為、今でも同様の手口が後を絶たないようです。
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