精神疾患によって日常生活に支障をきたす方が、様々な分野で自治体の補助を受けれる制度があり、その一つが精神障害者手帳となります。
これまでは重度の患者しか申請できない仕組みでしたが、現在の過度なストレス社会においては大きく緩和しています。
今回、もしかすると対象かも知れないと思う方に向けて、改めて精神障害者手帳が申請できる病名を共有します。
精神障害者手帳の申請は、病名分類がICD-10のFコードの診断名であれば対象となります。
F00～F03は認知症、F20は総合失調症等、日常で聞き馴染みのある病名が並んでいます。
その中でもF32のうつ病は、今やちょっとしたキッカケで誰でも蝕む病気でしょう。
さらに、F51の不眠症も慢性的に悩んでいる方も多いはずです。
その他にアルコール依存症やニコチン依存症等、どれもが遠い存在の病気ではありません。
上記のFコードに当てはまるという方は、診断書と合わせて役所の福祉課へ持ち込みしてみてはいかがでしょう。
ちなみに、精神障害者手帳の等級や自治体にもよりますが、以下のような補助を受けることが可能です。
- 所得税の障害者控除
- 住民税の障害者控除
- NHK受信料の減免
- 上下水道料金の割引
- 携帯電話料金の割引
- 公共施設の入場料割引
- 動物園の入館料割引
- 美術館の入館料割引
- 電車の運賃割引
- バスの運賃割引
- タクシーの運賃割引
- 飛行機の障害者割引
詳しくは、お住いの役所福祉課へお尋ねください。
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