「中古物件を売りたいけど、何から手をつけていいか分からない…」
不動産の売却は、業者選びや価格設定など、専門知識がないと難しいと感じる方が多いでしょう。
実際に、何の知識もないまま売却活動を始め、何年も買い手が見つからないというケースも少なくありません。
今回は、そんな状況を避けるため、中古物件をできる限り早く売却するための、誰も教えてくれない5つの秘訣を共有します。
秘訣1:不動産一括査定は利用しない
まず、ネット検索でよく目にする「不動産一括査定」は、利用を避けるのが賢明です。
便利なように見えますが、登録した直後から複数の不動産業者からの営業電話が鳴り止まなくなり、対応に追われることになります。
面倒に感じても、お住まいのエリアの不動産屋に直接足を運ぶことから始めましょう。
秘訣2:「一般媒介」で複数社に依頼する
不動産屋に依頼する際、必ず「専任媒介契約」を勧められますが、ここは「一般媒介契約」を選択するのがポイントです。
「専任」は一社にしか任せられませんが、「一般」なら複数の業者に同時に売却を依頼できます。
これにより、広告効果が格段に高まり、内見の予約も入りやすくなります。
事前に物件の合鍵を何本か作成しておき、最低でも3~4社の不動産屋(老舗から大手チェーンまで幅広く)に鍵を預け、一般媒介で依頼しましょう。
秘訣3:売却価格は「少しだけ割安」に設定する
肝心の物件価格は、自分で市場を調査して決めます。
「SUUMO」などのポータルサイトで、自分の物件と似た条件(エリア、築年数、平米数、間取りなど)の物件を探し、それらの価格帯の平均値を出します。
そして、その平均値から少しだけ割安に設定するのが、早く売るためのコツです。
さらに、3,000万円なら「2,990万円」のように、価格の末尾を調整すると検索にヒットしやすくなります。
秘訣4:内覧前の準備を徹底する
内覧は、買い手の第一印象を決める最も重要なステップです。
- 古い家具や家電は完全に撤去する:できる限りスペースを広く見せることが重要です。
- 徹底的に掃除する:モデルルームのような清潔さを目指しましょう。
- 芳香剤を置く:部屋の印象を良くするため、安価なもので良いので、いくつか芳香剤を設置しておくのも効果的です。
秘訣5:依頼後も定期的に物件を確認する
不動産屋に依頼した後も、任せっきりにせず、定期的に自分の物件を確認しに行きましょう。
残念ながら、内見時に土足で上がったり、トイレを流し忘れたりする人が稀にいるため、売主自身が物件の状態を清潔に保つ意識が大切です。
これらの秘訣を実践すれば、あなたの物件がスムーズに売却できる可能性は大きく高まるでしょう。