情報提供者:案件スタッフ
自己破産から5年という長い期間を経て、信用情報から事故情報が消える「喪明け」。
これは、金融人生における新たなスタートラインです。
しかし、いざ新しいクレジットカードを作ろうにも「どのカードなら審査に通るのか?」「下手に申し込んで履歴に傷をつけたくない」と、最初の一歩をためらってしまう方も多いでしょう。
今回は、喪明け後に取るべき最善のカード戦略と、その後の信用情報(クレヒス)を安全に育てていくための完全ロードマップを解説します。
喪明け後、最初のカード選びの絶対的な鉄則
喪明け後のカード選びで、闇雲に申し込むのは最悪の一手です。
最も重要な鉄則は、「喪が明けるまでの期間に、すでに利用実績を積んできたサービス系列のカードを狙う」ことです。
カード会社は、あなたの過去の事故情報だけでなく、「今、目の前にある取引履歴」も重視します。ここに大きなチャンスがあるのです。
戦略1:後払い・スマホ決済系のカードを狙う
もし、喪明けまでの間にメルペイやあと払いペイディなどの後払いサービスを延滞なく利用してきたなら、そこから発行されるクレジットカードが最も有力な候補になります。
- メルペイ利用者 → メルカード
- あと払いペイディ利用者 → ペイディカード
これらのサービスは独自の審査基準を持っており、社内での優良な利用実績は、一般的な信用情報よりも強力な武器になる可能性があります。
特にメルカードの審査については、こちらの記事も参考になります。
戦略2:デポジット型カードからのアップグレードを狙う
デポジット(保証金)を預けるタイプのクレジットカード(ライフカードデポジットなど)で、長年にわたり延滞なく利用実績を積んできた場合も同様です。
同じカード会社が発行する「通常のクレジットカード」への申し込みは、審査において有利に働く可能性が高いです。
カード会社からすれば、あなたは「一度失敗したが、その後は真面目に取引を続けてくれた優良顧客」と認識されるからです。
クレヒス修行からポイ活へ繋げるロードマップ
無事に最初の1枚を発行できたら、ここからが本当のスタートです。
以下のステップで、焦らずじっくりと信用情報を育てていきましょう。
Step 1: 最初のカードで「クレヒス修行」を積む
発行できたカードを毎月コンスタントに利用し、絶対に一度も遅れることなく支払い続ける。
この地道な繰り返しが、あなたの信用情報を真っ白な状態から優良なものへと育てていく唯一の方法です。
これが「クレヒス修行」です。
Step 2: もし審査に落ちたら「半年待つ」
クレジットカードの申込履歴は、信用情報機関(CIC)に6ヶ月間記録されます。
もし審査に落ちてしまった場合、焦って次のカードに申し込むと「多重申込」と判断され、どこも審査に通らない負のスパイラルに陥ります。
一度落ちたら、必ず半年間は絶対に何も申し込まず、沈黙を守ってください。
そして半年後、CICで自分の信用情報を開示し、申込履歴が消えていることを確認してから、次のカードに挑戦しましょう。
Step 3: ポイ活デビューで利益を狙う
最初のカードで半年から1年ほど、良好なクレヒスを築くことができたら、いよいよ「ポイ活」の世界へ足を踏み入れましょう。
ポイントサイトを経由してクレジットカードを発行すれば、1枚で数千円から1万円以上のポイントを獲得することも可能です。
クレヒスが育てば、こうした高額案件の審査にも通るようになります。
喪明けは、あなたの金融人生の新たなスタートラインです。
焦らず、一歩ずつ着実に信用を積み上げていきましょう。
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