学歴を補うために資格を取りたいと思っても、独学の難しさや専門学校の高額な費用が壁となり、諦めている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その常識を覆す、実質無料で専門学校に通い、さらには200万円以上のお金を受け取れるという、まるで夢のような国の制度が存在します。
人生逆転の鍵「教育訓練給付制度」とは
その神制度の正体は、厚生労働省が実施する「教育訓練給付制度」です。
これは、キャリアアップを目指す人を国が金銭的に支援する目的で設けられています。
多くの人が、自分が対象であることに気づいていない、まさに「知る人ぞ知る」情報です。
【対象者】あなたは当てはまる?
利用条件はいくつかありますが、非常にシンプルにまとめると以下の通りです。
- 初めて制度を利用する場合、雇用保険に加入していた期間が通算1年以上あること。
- 過去に利用したことがある場合、前回の利用から雇用保険に加入していた期間が3年以上あること。
つまり、過去に会社員として働いた経験があれば、ほとんどの方が条件を満たす可能性があります。
この制度が「神」である2つの理由
1. 専門学校の授業料が実質無料になる
この制度を利用して対象の専門学校に入学し、無事卒業して就職すれば、なんと授業料の最大70%(上限56万円/年)が国から支給されます。
学校によっては、残りの学費を免除する特待制度を設けている場合もあり、組み合わせることで実質無料で資格を取得できる道が開かれます。
2. 在学中に200万円以上が手元に残る
この制度の本当に凄い点は、ここからです。
専門学校に通っている期間中、離職前の給与に応じた「基本手当(失業手当)」を受け取ることができます。
例えば、離職前の給料が20万円だった場合、月々約15万円が支給される計算です。
専門学校が2年制(24ヶ月)だとすると、15万円 × 24ヶ月 = 総額360万円を受け取れることになります。
そこから授業料の自己負担分を差し引いても、手元に200万円以上のお金が残るという驚異の錬金術が成立するのです。
まずはお近くのハローワークへ
自分がこの制度の対象になるか、どの専門学校が対象なのか、といった具体的な情報は、お住まいの地域を管轄するハローワークで確認できます。
人生を変える大きなチャンスですので、まずは一度、相談に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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今回の教育訓練給付制度と似た制度に「職業訓練」があります。
以下の記事では、両者の違いやメリット・デメリットを比較していますので、自分に合った選択をするための参考にしてください。
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